この記事は「初めて外壁塗装を考え始めた方」に向けて、以下の点についてまとめて解説をしています。
- 外壁塗装が家にとって必要な理由
- 外壁塗装に必要な予算の目安
- 外壁塗装を行うべき時期
- 業者の選び方
- 塗料の違い・選び方
- 色の選び方
- 工事中に起こり得る困ったこと
初めての外壁塗装では、色々と分からないことや知りたい事が出てきます。
業者さんが悪く無くても、知識が無い状態だと何かにつけて「失敗した・騙された・もっと早く知っておけば良かった…」といった後悔の確率が高まるものです。
外壁塗装が必要な理由
ですから極端な話ですが≪新築から25年程度で再度建て替える≫という場合は、外壁塗装は必要ありません。
(そんな方がいるのかは分かりませんが…)
一般的な話に戻すと、家は外壁塗装でメンテナンスをする事で以下の6つの効果があります。
- 不具合箇所の早期発見
- 雨漏り・不具合劣化部分の改修
- 表面塗膜の再生
- 美観の再生
- 色の変更
- 付加機能の追加
足場がある時しか出来ない工事もできる
足場がある時にしておいた方が良い工事には以下のようなものがあります。
- 屋根の雪止めの設置・追加
- 不用なアンテナの撤去・交換
- 雨どいの交換
- 天窓の修理やガラスの交換
- エアコンの配管(本体)の交換
これらの工事は一般的に特に業者からも勧められることが無いので、足場が外れてから思い出すことが多いものですので、忘れずに済ませておきましょう。
外壁塗装の価格の目安・相場
外壁塗装の価格の目安は、なんとなく【100万円くらい】と思われている方も多いです。
ベースとして考えるのは100万円で間違ってはいません。
しかし、100万円で収まることは意外と少ない方です。
予算は家の大きさや外壁の種類・塗料の種類等で変わるので、実際にはそれぞれの建物で条件が違ってきます。
「一般的な戸建て住宅(30坪程度)」とは以下のような物件になります。
- 築10年(初めての塗り替え・雨漏り無し)
- 木造2階建・延べ床面積30坪(分譲建売住宅)
- スレート屋根
- モルタル外壁(リシン吹き付け仕上げ・一部アクセント塗装+玄関廻りタイル貼り)
- 雨戸なし・シャッター有(1階バルコニー下掃き出し窓2カ所・東西腰窓2カ所)
外壁塗装の価格の目安
概算になりますが、家の建て坪を基準に外壁塗装の価格の目安を表にしました。
増減はありますが参考にしてみて下さい。
大きさ | 外壁塗装の価格 | 屋根塗装の価格 | シール工事 |
---|---|---|---|
20坪 | ¥598,000円~ | ¥200,000円~ | ¥120,000円~ |
25坪 | ¥684,000円~ | ¥250,000円~ | ¥150,000円~ |
30坪 | ¥766,000円~ | ¥300,000円~ | ¥180,000円~ |
35坪 | ¥845,000円~ | ¥350,000円~ | ¥210,000円~ |
40坪 | ¥922,000円~ | ¥350,000円~ | ¥240,000円~ |
45坪 | ¥1,081,000円~ | ¥400,000円~ | ¥270,000円~ |
サイディング外壁にはシール工事が追加になる
サイディングボードの外壁や、ヘーベルボード/ALCボードなど、ボード材(パネル材)で出来ている家では、各ボードとボードの繋ぎ目に目地があります。
その目地を埋めるためにシーリング材が埋めてあり、外壁塗装と同時にそのシーリング材を交換するシール工事が必要です。
シール工事の価格は工事全体の20%程度になるので、価格の目安を知るには無視できない項目です。
ご自宅の外壁が何で出来ているのかを知っておかないと、相場感も見誤ってしまいますので一度確認してみるのをお勧めします。
※モルタル外壁の場合は、基本的に外壁に目地が無いのでシール工事は不要です。
外壁塗装の価格に反映される「その他の要素」
外壁塗装工事はそれぞれの家で条件が違うので、なかなかサンプル通りの工事内容通りにはなりません。
当然、条件の違いによって価格に差が出ます。
価格が増減するパターンには下記の要素があり、業者の見積もりはこのような部分のチェックから価格を算出します。
- 築年数
- 建物の床面積
- 高さ(階数)
- 外壁の種類(モルタル・サイディング・ALCなど…)
- 塗料の種類
- 周囲の広さ(隣の建物との距離)
- 下地の劣化状況
- 不具合状況の有無
- 付帯塗装の量 階数(平屋はお安く・3階建て以上は高い)
- ビルトインガレージがあると塗装面積が増えるので高い
- 外壁にタイルが貼られていると塗装面積が減るので安くなる
外壁塗装のオプション工事
上記の工事以外にも、追加で以下のようなオプション工事を行う場合があります。
- 外壁塗料・屋根塗料のグレードアップ/遮熱塗料への変更
- バルコニー床の防水工事
- 不具合箇所の補修(大工工事など)
- 外壁がサイディングの場合にはシール工事(コーキング工事)は必須
- 2回目の屋根塗装の場合は縁切りまたはタスペーサー
- その他リフォーム工事や、雨どいの交換・アンテナの撤去など
価格帯の違いと工事内容の違い
どんな商品でもお店により価格帯やサービス内容にグレードや違いがあります。
分かりやすい例を挙げると、100円ショップがあります。
100円ショップでも百貨店でも「マグカップ」は売っていますし、コーヒーを飲むという用途はどちらでも可能です。
しかしその質はやはり価格に見合ったものに感じます。
100円ショップに限らず、最近は格安スマートフォンから格安航空会社まで「価格帯の住み分け」が進んでいます。
外壁塗装工事でも298,000円でコミコミ価格と言うチラシを見た事があります。
外壁塗装を行うベストな時期
外壁塗装を行う時期については下記の2種類あります。
- 新築から何年後に塗るか?
(または、前回の塗装から何年後に塗るか?) - 1年のうち何月に工事をするか?
(または、どの季節に塗るか?)
新築から何年後までに塗るか?(塗替えの期間)
外壁塗装を行うまでのベストな期間は、簡単に言うと【10年~12年に1度】になります。
一般的な塗り替え期間の希望は、「長持ちさせる」という意味で15年以上のイメージでしょう。
しかし、メンテナンスの期間を長く出来るというのは、実際には「長期間放置する」という側面もあります。
良い面ばかりで無く、デメリットもあるので注意が必要です。
なぜなら、塗料で長持ちさせることができるのは、家の平たい壁の表面だけです。
実際に「長持ちする塗料」を塗っても、家の全てのパーツを「長持ち」させることは出来ません。
つまり「塗料」だけが長持ちしても、最終的に家の全体を長持ちさせることは出来ないのです。
(健康食品を毎日飲んでいても足腰は痛くなりますし、目は老眼になるのと同じ…というわけです)
「長持ちする塗料」で塗って喜ぶのは業者と塗料メーカーなので、長い期間放置してしまうリスクも考慮しながら検討するべきです。
長寿命の塗料を塗っても「13年~14年に1度」には塗替えを行う方が良いでしょう。
外壁塗装に最適な季節は?
1年12か月のうち、外壁塗装に最適な時期についても良く話題になります。
日本は広いので、全国統一の答えが出来ません。
ただ、外壁塗装に向かない条件として言えることは、メーカーカタログに記載があります。
雨天は無理として「気温が5℃を下回らない事」
これは、塗った塗料が乾くまでに凍ってしまう場合があるからです。
また、真冬に屋根に屋根を塗っていて夜露が下りると塗装の艶が引けます。
そんな季節でに屋根を塗る場合は、屋根の塗装が出来る時間帯が10時頃~14時頃までに限られてしまいます。
14時までに塗り終わり、夜露が下りる前に乾けば大丈夫です。
上記を除けば「雨が降っていなければ、いつでも良い」事になります。
ですから、外壁塗装に最適な季節の答えは【あなたのお住まいの地域で1年で雨が一番降らない可能性の高い季節】になります。
とは言え、春夏秋冬・365日のうちの2週間程度で雨が全く降らない時期は探せません。
また、4日程度の雨が降ると多少なりとも工事の進行の妨げになります。
それだけでも予言して日程を組むのは無理です。
なので実際には、外壁塗装に適した時期は1年中いつでも良いと言えます。
外壁塗装で使う塗料の種類
外壁塗装で塗る塗料選びは、重要ですが、種類が多いので分かり辛いのが困ったものです。
外壁も屋根も、塗料の選び方は2段階です。
- 既存外壁の下地による分類
- 艶有り塗料のグレードによる塗料の種類
① 既存外壁の下地による分類
まずは外壁の下地による分類です。
「下地」というのは、外壁を作っている素材とも言い換えることもできます。
外壁下地素材の種類
- モルタル
- サイディング
- ALC(ヘーベルボード)
- 鉄筋コンクリート
- 板壁
- ガルバリウム鋼板
- その他ボード材
外壁の種類 | 塗装の種類 | 特徴 | ||
---|---|---|---|---|
・リシン吹き付け ・ジョリパット系 | 艶消し塗装 | ・手で触るとちょっと痛い ・チョーキングしない | ・アートフレッシュ(水性) ・ジョリパットフレッシュ(水性) ※基本的に艶有り塗料は塗らない | |
・吹き付けタイル ・スタッコ吹き付け | ・艶有り塗装 | ・劣化しているとチョーキングして手に粉が付く |
・各種艶有り塗料(水性・油性) ※下記の塗料のグレードが選べる | |
・石材調塗装 | ・石粒を吹き付け |
・手で触るとちょっと痛い ・劣化が著しい場合は、古い和室の京壁のように手で触ると表面が落ちる |
・各種クリヤー塗料(水性・油性) ・各種艶有り塗料(水性・油性) ※基本的に艶有り塗料は塗らない | |
・サイディング外壁 | 単色塗装 | ・艶有り塗料 | ・サイディングの柄は変わらない ・凹凸による陰影で濃淡が出る |
・各種艶有り塗料(主に油性) ※下記の塗料のグレードが選べる |
・多彩色塗装 | ・工場にて印刷 |
・既存の模様(色)は変わらない ・汚れた部分はそのまま残る ・劣化が著しい場合は単色塗りつぶし |
・UVプロテクトクリヤー(水性・油性) ・クリーンSDトップ(油性) | |
・ヘーベル ・ALC外壁 |
・リシン吹き付け ・ジョリパット系 | ・艶消し塗装 |
・手で触るとちょっと痛い ・チョーキングしない |
・アートフレッシュ(水性) ・ジョリパットフレッシュ(水性) |
・吹き付けタイル ・スタッコ吹き付け | 艶有り塗装 | ・劣化しているとチョーキングして手に粉が付く |
・各種艶有り塗料(水性・油性) ※下記の塗料のグレードが選べる |
外壁塗装の塗料には塗る場所ごとの種類の違いがあり、まず現状の外壁材の違いにより塗装出来る種類が分かれます
② 艶有り塗料のグレードによる塗料の種類
上記の外壁のうち、艶有り塗料のみ下記のグレードの違いや特徴の違いから塗料を選ぶ必要があります。
塗料のグレードの違いは耐候年数、いわゆる「持ち=寿命」の違いです。
グレードが上がれば工事の価格の差にも反映されますので、どの塗料選ぶかで工事の価格に差が出る部分です。
塗料グレードの種類
外壁塗装用の塗料としてよく出て来るグレードには下記の物があります。
- アクリル
- 単層弾性シリコン
- 廉価版シリコン
- ウレタン
- ラジカル
(アクリル/シリコン) - 本格シリコン
- フッ素
豆知識:シリコン塗料とは?
シリコン塗料とは、正しくは【アクリル・シリコン樹脂】の略称です。
実は「シリコン」とは言っても、シリコン樹脂100%の塗料というのはありません。
アクリル樹脂をベースとし、その中にシリコン樹脂がブレンドされている塗料のこと…なのです。
ですから本来は「アクリル・シリコン塗料」なのですが、便宜上「アクリル」を省略して「シリコン」と呼んでいます。
アクリル樹脂に何パーセントのシリコン樹脂がブレンドされているのかメーカーの公表はありません。
グレードの低い単層弾性でもシリコン塗料が存在しているので、下記の表では便宜的にシリコン塗料が3種類ある事になっていて、塗料選びを難しくしている一つの要因となっています。
塗料グレード | 耐用年数 | 平米単価の目安 | 特徴 |
アクリル | 6年~ 8年 | 1,400円~ 1,600円 | アクリル塗料は、安価で寿命が短く「内外部兼用」として作られている塗料多く「外壁塗装用」として作られている塗料がほとんど有りません。 ですから戸建住宅の外壁塗装で塗られる機会もほとんど無いのが現状です。 |
単層弾性 シリコン (水性) | 7年~ 9年 | 1,500円~ 1,800円 | 単層弾性は、ちょっと特殊な塗材です。 本来の使い方は外壁の凹凸主材に色を付けておき上塗りを不要とする工期短縮型の材料になります。昔はこの方法が「手抜き工事の代名詞:水増し工法」でしたが、今はメーカーカタログにも純正仕様として認められるようになっています。 |
廉価版 シリコン (水性) | 9年~ 11年 | 1,800円~ 2,200円 | 廉価版シリコン塗料は、シリコン樹脂の配合量を耐候年数10年程度なるようにブレンドしてある塗料です。 便宜上「廉価版」としていますが外壁塗装のベストな塗り替え時期に合わせて作ってあるので、この塗料を塗って10年後に再塗装をするのが、実は一番ベストな塗り替えの方法になります。 |
ウレタン (2液型油性) | 11年~ 13年 | 2,000円~ 2,400円 | ウレタン塗料は、外壁塗装用で使わる場合は油性塗料が多くなっています。 油性の外壁塗装用塗料は1液型と2液型がありますが、1液型の油性ウレタン塗料はグレードが低く外壁塗装には向きません。水性塗料ではアクリルと同様「内外部兼用」が多く、外壁塗装には向きません。 |
ラジカル (水性) (アクリル/ シリコン) | 12年~ 14年 | 2,400円~ 2,800円 | ラジカル塗料は、2012年に日本ペイントから「ニッペパーフェクトトップ」が発売され広まった最新の塗料です。 「ラジカル」というのは樹脂の名前では無く、ラジカル制御技術を使ったアクリル塗料と、アクリルシリコン塗料の総称です。各メーカーのカタログ等には「シリコンを超える」等の記載がありますが、シリコンのグレードが定まっていない事もあり、どのグレードのシリコンを超えているのかは分かりません。 一般的にはメーカーのイチ推し塗料なので、それに追随する業者さんが多いのも特徴です。 |
本格シリコン (2液型水性) (2液型油性) | 13年~ 15年 | 2,800円~ 3,500円 | 本格シリコン塗料とは、各種あるシリコングレードの最上位に当たるランクのもです。 一般住宅の塗替えでは2液型の水性塗料と油性塗料が主に使われています。寿命が長く価格帯も上位になりますが、このグレードを超えると15年以上の耐候性を謳わなくてはならなくなるので、外壁塗膜以外の部分の劣化が心配になります (詳しくは→外壁塗装で15年以上長持ちする塗料を塗ってはいけない本当の理由)ですので、実質的に外壁塗装用の最高グレードとも言えます。 |
フッ素 | 15年以上 | 3,500円~ 4,500円 | フッ素塗料は、戸建住宅の塗り替え用塗料では最高級グレードの塗料です。 以前は住宅用に使い辛い強いシンナー系の2液型塗料しかありませんでしたが、今では扱いやすいラインナップも増えて油性塗料(2液・1液)や水性塗料(2液・1液)と、どのフッ素塗料を選んだら良いのか分かりにくい状況になってしまいました。いずれにしても材料価格帯からも本格シリコン塗料よりも性能が高いので、状況に応じてメンテナンスサイクルを長く取っても大丈夫な建物には魅力的は塗料になります。 |
屋根の塗装と塗料
住宅の屋根材には塗装の必要の無い屋根材(主に瓦屋根)と、塗装が必要な屋根材があります。
塗装が必要な屋根材
塗装の必要がある屋根は主に下記のものです。
- 薄型スレート(コロニアル)
- 金属屋根
- トタン屋根
- ガルバリウム鋼板屋根
屋根用塗料の種類
屋根用の塗料にも、水性・油性の種類と、それぞれに樹脂のグレードがあります。
主な特徴は耐候年数と臭いの有無です。
油性・水性共に、ウレタン・シリコン・フッ素などのグレードがあります。
遮熱塗料・断熱塗料
現在主流の屋根用塗料は遮熱塗料です。
遮熱塗料は、屋根・外壁・屋上に塗装すると、夏場の日射が多いときに熱の吸収を抑制し、建物内部への熱量の進入を抑え、室内温度の上昇を緩和します。 遮熱塗料を屋根に塗装した場合、最大で約 15 ~ 20℃の屋根表面温度を低下させることができます。
遮熱塗料でCOOLリフォーム – エスケー化研株式会社
塗料グレード | 耐用年数 | 平米単価の目安 |
ウレタン(油性) | 10年~12年 | 1,800円~2,200円 |
シリコン(油性) | 12年~14年 | 2,400円~2,800円 |
フッ素(油性) | 14年~16年 | 3,000円~4,500円 |
シリコン(水性) | 12年~14年 | 2,600円~3,000円 |
フッ素(水性) | 14年~16年 | 4,000円~5,000円 |
屋根塗装におけるタスペーサー・縁切りの必要性について
タスペーサーや縁切りが必須という記載をよく見かけますが、必ずしも必須では無く、状況に応じて必要な場合もあるのが実際です。
外壁塗装の正しい工程と日数
外壁塗装の工事は実際にどのように進むのでしょうか?
戸建住宅の外壁塗装を例に解説していきます。
全体の工事の日数
- 25坪の2階建て…外壁・屋根・細部塗装:10日~13日
- 30坪の2階建て…外壁・屋根・細部塗装:12日~16日
- 40坪の2階建て…外壁・屋根・細部塗装:15日~18日
上記の日程には下記の工程が含まれていて、足場を組んでから足場を取るまでの日数です。
工程内には日曜日・降雨荒天日の工事が無い日も含まれるので、足場の撤去がずれ込むことがあります。
工事工程の詳細
各工事の項目と工事に掛かる日数です。
「※印」のある項目のみ、単独工事になります。
印の無い工事項目は同時に進めていく場合も多く、工程表を作ってその通り工事を進めて行くのは難しいのが現状です。
- 足場組み(1日)※
- 高圧洗浄(1日)※
- シーリング交換:サイディング外壁のみ(1日~2日)
- 養生(1日~2日)
- 下地処理:ケレンなど(1日)
- シーラー塗装(1日~2日)
- 中塗り塗装(1日~2日)
- 上塗り塗装(1日~2日)
- 細部塗装(1日~2日)
- バルコニー床の塗装(防水)(1日~2日)
- 養生撤去・清掃(1日~2日)
- 現場管理者の最終チェック(1日)
- 足場撤去(1日)※
色の選び方
外壁塗装で業者選びの次に難しいのは色選びかもしれません。
色の好みは人それぞれ。
無難に現状通りにしたい方もいれば、大胆にイメージチェンジしたい方もいるでしょう。
ただ、色見本帳を見て決めてしまうと、仕上がった際の色が見本と違って見えてしまう事も多いもの。
後悔しない色選びには、ちょっとしたコツがあります。
外壁塗装の色選びで失敗しないためのコツ
外壁塗装をしても残って見える部分の色を確認する
汚れが目立たない色か?好きな色か? 現状よりも濃い目にするか?薄めにするか?などから検討する
- 周辺環境との調和を考える
- 現状の外壁が何色使いになっているかを確認する
- 塗装する塗料の色見本カタログの色を手に入れる
- 色見本を手に今の外壁の色に似た色を探してみる
- 今の色からどの程度変化変更したいのかを屋外の日陰で探す[
サンプルを取り寄せて最終決定する
- カラーサンプルが濃く見えることを確認する
- 濃く見える事を念頭に大きいサイズ(A4)の色見本板を作ってもらう(3枚程度)
- 届いた色見本板を我が家の外壁にかざしてみる
- 実際に塗る色がどのように見えるか・感じるかを認する
- 想像力と決断力を駆使して頑張って塗る色を決める
色選びでの素人の誤解や出来ない事について
- 近所の家やネット上で素敵な色を見つけても、その色を注文する事は出来ない
- 記の参考にしたい家と自分の家とでは、外観デザインやサッシの色が自分の家とは合わない事がある
- カラーシュミレーションでは詳細な色の確認が出来ない
- 試し塗りをしても、A4サイズの見本板で確認しても効果に変わりがない
- 周囲の景観に配慮するのは良いが、お隣が塗り替えた時に配慮してくれるかは分からない…
まとめ
いかがでしたか?
皆さんが「我が家」を大切に維持管理するための外壁塗装。
その基礎知識になる部分をまとめてみました。
それぞれの章の中の情報は、これからさらに詳しく解説を追加していきます。
まずはこの記事の内容を元に
- 外壁塗装って本当にする必要があるの…?
- いつごろやった方が良いの?
- いくら位かかるのかしら…
といった具体的なプランを考えてみる参考にしてみてください。