この記事では、外壁塗装をするのに適さない2つの条件に付いて解説していきます。
外壁塗装をするのに適さない季節は【気温が5℃以下、または湿度85%以上になる場合】です。
気温が5℃以下だと外壁塗装に適さない理由
外壁塗装を行う際には適切な気温と湿度を確保し、塗料の性能を最大限に活かすことが重要です。
通常、外壁塗装の施工は気温が10℃以上、湿度が60%以下程度の条件が望ましいとされています。
気温が5℃以下だと外壁塗装に適さない理由は主に以下の点が考えられます。
水性塗料の場合、凍ってしまう
気温が5℃以下だと外壁塗装に適さない一番の理由がこれです。
現在では外壁塗装用の塗料は水性塗料が多く、気温が5℃以下だと塗った塗料が乾燥するまでに凍ってしまいます。
塗料が正しく乾燥して正常な機能を発揮するには、塗料中のシンナー成分がキチンと蒸発する必要があります。
水性塗料の場合、中の水分が放出されないまま凍ってしまうと適正な塗膜が形成されず、以下の症状が起きます
塗料が凍ると起きる不具合
塗料が乾く前に凍ってしまって良い訳がありません…
考えたくはありませんが、もし凍ってしまうと下記のような不具合現象が起きてしまいます。
- 耐候性不足・耐久性の不足
- 変色・色ムラ
- ハガレ
- 塗膜のヒビ割れ
塗料の乾燥が遅れ、塗料の表面が結露する
気温が低いと塗料の乾燥が遅くなります。
乾燥が遅れると、塗装面が十分に固まる前にほこりや異物が付着する可能性が高まります。
さらに低温の場合には外気の湿度が高くなります。
また、塗料の乾燥が遅れているうちに外気温と室内の温度に差があると、乾いていない塗料の表面が結露してしまいます。
乾いていない塗料の表面が結露をして問題が無い訳は無く、上記の不具合が同じように起きてしまいます。
湿度85%以上だと外壁塗装に適さない理由
湿度が85%以上だと外壁塗装に適さない理由も塗料の結露です。
結露が起きそうな気象条件は、今ならスマホでチェックすれば必ず分かります。
外壁塗装に適さない気象条件の時でも塗装作業をする場合???
普通に考えれば、気温が5℃以下だったり湿度が85%以上の時には塗装は出来ないと諦め、その日・その時間帯の作業は中断する筈です。
しかし普通では無い場合には塗装作業をしてしまう事があるのも事実です。
どんな場合に普通じゃなくなるのかと言うと、主に下記のような要因が考えられます。
- 塗装前にきちんと気象条件をスマホで確認しない職人が作業をする会社
- 営業マンが工期を急かせて職人に無理やり作業をさせる会社
- 低賃金で職人を雇い、必要な工期が取れないようになっている会社
Googleのクチコミを利用する
では、外壁塗装に適さない気象条件の時に塗装をしないようにするには、どうすればよいのでしょうか?
それには会社の体制や方針を見極めるしかありませんが、今現在で一番信頼できるのは「Googleクチコミ」で確認する方法です。
クチコミの数や内容で確認してみましょう。
多少の苦言が無いと自作自演クチコミの可能性もありますので、注意が必要です。